ね、ここがいいの。 そんなに気持ちいいんだ。 こんな格好、誰にも見せられないよね。 もっとしてほしい? 「そう、もっとしてほしいんだ」 「……変態」 呆れ返った高崎の声に、宇都宮は振り返った。 しゃがみ込んだ宇都宮を立って見下ろす高崎。 「何で?」 「先刻から聞いてると、変態だっての」 「だって、気持ち良さそうじゃない」 そういう宇都宮の手元には、上を向いて腹を見せたキジトラの猫。
にゃんこと宇都宮。 にゃんこ様には勝てないです。 たとえ、手をがじがじ噛まれても許します。 猫って正義!